「草かんむりに路」で書く蕗は、山菜として知られるふき(フキ)を表す漢字です。
「蕗の薹(ふきのとう)」や「蕗味噌(ふきみそ)」のように、食文化の中では見かける一方、普段の文章では単独の「蕗」はそこまで多くありません。
この記事では蕗の意味・読み方・成り立ちに加え、苗字や熟語、地名・用語までを漢字辞典として分かりやすく整理します。
もくじ
草かんむりに路「蕗」の漢字の意味とは?
蕗の代表的な意味は、山野に生える「ふき(フキ)」(キク科の多年草)です。春先に出る花茎は「蕗の薹(ふきのとう)」と呼ばれ、食用として親しまれています。
辞書によっては、もう一つの意味として「かんぞう(甘草)」(マメ科の多年草)を挙げることもあります。ただ、日本語の実用では「蕗=ふき」の用法が中心、と押さえると理解がスムーズです。
結論として、まずは植物名(ふき)の漢字として覚えるのがいちばん確実です。
草かんむりに路「蕗」|部首・画数・常用漢字(漢検目安)など基本情報
蕗は部首が艹(くさかんむり)で、総画数は16画です。日本の国語施策上は常用漢字ではなく、名前に使える人名用漢字として扱われます。
漢検の目安は準1級に置かれることが多く、「読めるとちょっと得する」レベルの漢字です。PC・スマホでは通常のフォントでも表示できることが多いですが、環境差がある場合は注意しましょう。
基本データ(一覧)
| 漢字 | 蕗 |
|---|---|
| 部首 | 艹(くさかんむり) |
| 総画数 | 16画 |
| 常用漢字 | 常用外(人名用漢字) |
| 漢検目安 | 準1級 |
| Unicode | U+8557 |
草かんむりに路「蕗」の漢字読み方|音読み
音読みは「ロ」が基本です。成り立ち(後述)でも、下の「路(ろ)」が音の手がかりになります。
一部の資料では音読みとして「ル」を併記する場合もありますが、日本語の辞書的な扱いとしてはまずロを押さえておけば困りにくいです。
結論として、音読みはロ(基本)、必要に応じてル(資料により)という整理が分かりやすいでしょう。
音読み
- ロ(基本)
- ル(資料によって併記されることがある)
草かんむりに路「蕗」の漢字読み方|訓読み
訓読みは「ふき」です。日常で最も見かけるのも、このふきの読みになります。
たとえば「蕗の薹(ふきのとう)」、料理名の「蕗味噌(ふきみそ)」など、生活語としての登場はほぼ訓読みベースです。
結論として、読む機会がある場面では「蕗=ふき」と即答できると安心です。音読みよりも訓読みのほうが実用頻度は高めです。
訓読み
- ふき
「蕗」の成り立ち(字源)|艹+路でなぜこの意味になる?
蕗は一般に形声文字と説明され、上の艹(くさかんむり)が「植物」を示し、下の路が主に「音(ロ)」の手がかりになります。
つまり、まず草かんむり=植物というジャンルが決まり、そこに路(ロ)の音を当てて「蕗(ふき)」という植物名を表す字として成立した、という理解が基本です。
結論として、意味は艹、読みの手がかりは路――この2点を押さえると、字形から思い出しやすくなります。
草かんむりに路「蕗」が使われる苗字と読み方
蕗は植物名のイメージが強い一方で、苗字としても実在します。読みは基本的に「ふき」で、人数は多くありませんが全国に分布があります。
また「蕗」を含む複合姓もあり、たとえば蕗田(ふきた)、蕗谷(ふきや/ふきたに)などが確認できます。苗字は家ごとの読みが優先されるため、同じ表記でも読みが分かれる例がある点に注意しましょう。
「蕗」を含む苗字(例)
| 苗字 | 読み方 | メモ |
|---|---|---|
| 蕗 | ふき | 単独の姓として存在(レア) |
| 蕗田 | ふきた | 「蕗+田」 |
| 蕗谷 | ふきや/ふきたに | 読みが分かれる例 |
| 蕗沢 | ふきざわ/ふきさわ | 読みが分かれる例 |
| 蕗野 | ふきの | 「蕗+野」 |
草かんむりに路「蕗」を使う熟語・言葉と読み方
蕗は、熟語というより植物名・食の言葉として使われることが多い漢字です。代表は「蕗の薹」で、春の山菜として非常に有名です。
また料理では蕗味噌、蕗の煮物など、「蕗+料理名」の形で広がります。日常で遭遇するのは、ほぼこのタイプだと考えてOKです。
「蕗」を含む言葉(例)
| 言葉 | 読み | 意味・使いどころ |
|---|---|---|
| 蕗 | ふき | キク科フキ属の多年草 |
| 蕗の薹 | ふきのとう | 蕗の花茎(山菜として食用) |
| 蕗味噌 | ふきみそ | 蕗の薹などを味噌で和えた料理 |
| 蕗煮 | ふきに | 蕗の茎を煮た料理(呼び方の一例) |
結論として、「蕗」は生活語で覚えるのが効率的で、まずは蕗/蕗の薹/蕗味噌の3点を押さえると実用上困りにくいです。
草かんむりに路「蕗」を含む地名・用語と読み方
蕗がそのまま入る地名は多くありませんが、住所表記として確認できる例があります。たとえば大分県豊後高田市「田染蕗」のように、地名要素として「蕗」が使われるケースです。
また「ふき」という音は、別字(富貴・吹き・葺 など)で表記される地名も多く、見た目だけで判断すると混同しがちです。地名の場合は「蕗(U+8557)」の字が入っているかを確認すると、表記ゆれの整理に役立ちます。
結論として、地名で見つけたら字を確定→読みを確認の順で押さえると、誤読や誤記を避けやすいです。
地名・用語(例)
- 田染蕗:たしぶふき(地名要素としての「蕗」)
- 蕗の薹:ふきのとう(植物・山菜の用語)

