「また」の言い換え表現!文章・ビジネスで使える類語・接続詞(例文つきで解説)

文章を書いていると、「また」という接続詞を何度も使ってしまうことはありませんか?「また〜」「また〜」と繰り返すと文章が単調になり、稚拙な印象を与えてしまうことがあります。

この記事では、「また」の言い換え表現を意味別・場面別に整理し、具体的な例文とともに解説します!ビジネスメール・レポート・ブログ記事など、あらゆる文章をワンランクアップさせたい方はぜひ読んでみてください!

「また」を言い換えるべき理由と文章への影響

「また」は非常に便利な接続詞ですが、多用すると次のような問題が生じます。

  • 文章のリズムが単調になる:同じ接続詞の繰り返しで読みにくくなる
  • 語彙の乏しい印象を与える:特にビジネス文書・論文では稚拙に見える
  • 意味の区別が曖昧になる:「追加」と「繰り返し」の「また」が混在すると文意が不明確になる

「また」を適切な言い換えに置き換えるだけで、文章の格調・明確さ・読みやすさが大きく向上します。言い換えのバリエーションを増やすことは、文章力を高める最も手軽な方法のひとつです。

「また」の基本的な意味と使われ方をおさらい

また」は主に次の2つの意味で使われます。

  • 追加・付加の「また」:「さらに・加えて・そのうえ」というニュアンス。前の内容に情報を加える
  • 再び・繰り返しの「また」:「再び・もう一度・再度」というニュアンス。同じ行為・状況の繰り返しを示す

言い換え表現を選ぶ際は、どちらの「また」として使っているかを意識することが大切です。意味によって適切な言い換えが異なります。

【追加・付加】の「また」の言い換え表現と例文

情報・内容を追加するときの「また」は、以下の表現で言い換えられます。

言い換え表現ニュアンスフォーマル度
さらに追加・強調。前の内容を一歩進める中〜高
加えて前の内容に付け加える。論文・報告書向き高い
そのうえ前の内容の上に積み重ねる。ポジティブ・ネガティブ両方中程度
併せて同時・並行して。ビジネス文書に多い高い
なお補足・追記。「ちなみに」より改まった表現高い
加えて言えば補足的な情報を追加するとき中〜高
ならびに並列・列挙。法的文書・公式文書向き非常に高い

例文比較

  • (また)→(さらに):「品質が向上した。さらに、コストも削減できた。」
  • (また)→(加えて):「今回の調査では○○が確認された。加えて、△△という傾向も見られた。」
  • (また)→(なお):「本件の締め切りは金曜日です。なお、提出先は総務部となります。」

さらに」は流れを強調しながら情報を追加したいとき、「なお」は補足情報を添えるときに特に使いやすい表現です。

【再び・繰り返し】の「また」の言い換え表現と例文

「再び・もう一度」という意味の「また」は、以下の表現で言い換えられます。

言い換え表現ニュアンスフォーマル度
再びもう一度・繰り返し。改まった書き言葉高い
再度もう一回。ビジネス文書での依頼・確認に多い高い
改めて新たな気持ちで・正式に。感謝・謝罪・依頼に向く高い
もう一度シンプルな繰り返し。口語的低〜中
重ねて繰り返し強調するとき。感謝・謝罪に多い高い

例文比較

  • (また)→(再び):「このような機会が再び訪れることを願っています。」
  • (また)→(改めて):「改めて、ご支援に感謝申し上げます。」
  • (また)→(重ねて):「重ねてお詫び申し上げます。」

改めて」と「重ねて」はビジネスメールの締め・感謝・謝罪の場面で特に力を発揮する表現です。

【ビジネスメール】での「また」の言い換え表現と例文

ビジネスメールでは文体の格式が求められるため、「また」を適切な表現に置き換えることが特に重要です。

件名・本文冒頭での言い換え

  • 「また確認ですが」→「確認のご連絡となりますが
  • 「またお願いがあります」→「別途お願いがございます
  • 「またご検討ください」→「引き続きご検討いただけますと幸いです

複数事項を伝えるときの言い換え

  • 「また、〇〇についてですが」→「併せて、〇〇についてご連絡申し上げます
  • 「また、先日の件ですが」→「なお、先日ご共有いただいた件につきまして

ビジネスメールでは「また」の代わりに「なお」「併せて」「別途」を使うだけで、文章のプロフェッショナル感が格段に上がります。

「また」の言い換えを使う際の注意点

言い換えすぎに注意

言い換えを意識するあまり、不自然な表現になってしまうケースもあります。「また」が自然に機能している場面では無理に言い換える必要はありません。文章全体の流れを優先しましょう。

意味のズレに注意

「追加の『また』」と「繰り返しの『また』」を混同して言い換えると、文意がズレることがあります。言い換え前に「どちらの意味で使っているか」を必ず確認してください。

格式のミスマッチに注意

「ならびに」「加えて」などの高格式表現をカジュアルなメールで使うと、逆に不自然になります。文書のトーン・相手との関係性に合わせた言い換え表現を選ぶことが大切です。

「また」の言い換えを使いこなして文章力をワンランクアップ!

「また」の言い換え表現を使いこなすだけで、文章の読みやすさ・説得力・格調が大きく変わります。追加の「また」には「さらに」「加えて」「なお」、繰り返しの「また」には「再び」「改めて」「重ねて」が特に使いやすい表現です。

語彙を増やすことは、自分の考えをより正確に・豊かに伝える力を育てることです。日々の文章の中で少しずつ意識して使い分けてみてください。言葉の選択が磨かれていくと、文章を通じた人とのつながりも、より豊かなものになっていきます。