パソコンのパーツやマザーボードの仕様を調べていると、「PCIe」「PCI Express」という言葉をよく見かけます。しかし正式名称の「Peripheral Component Interconnect Express」は長くて読み方もわかりにくいと感じる方が多いのではないでしょうか。
この記事では、Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)の正しい読み方から、意味・仕組み・用途・世代別の速度まで、初心者の方にもわかりやすく解説します!自作PC・パーツ選び・IT資格の勉強にも役立つ内容です。ぜひ最後まご覧ください。
もくじ
Peripheral Component Interconnect Expressの読み方を正しく理解しよう
「Peripheral Component Interconnect Express」の読み方は、「ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト・エクスプレス」です。
非常に長い名称のため、実際には略称の「PCIe(ピーシーアイイー)」または「PCI Express(ピーシーアイ エクスプレス)」と呼ばれることがほとんどです。カタログやメーカーサイトでも「PCIe 4.0」「PCIe x16」のような形で表記されます。
日本語では「ピーシーアイイー」と読むのが一般的で、「ペリフェラル…」と正式名称を読む場面は、試験やプレゼンなど改まった場面に限られます。
Peripheral Component Interconnect Express 各単語の意味!
| 単語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| Peripheral | ペリフェラル | 周辺の・外部の(周辺機器を意味する) |
| Component | コンポーネント | 部品・構成要素 |
| Interconnect | インターコネクト | 相互接続する |
| Express | エクスプレス | 高速・急行(高速転送を意味する) |
つまりPCIeは、
「周辺の 部品を 相互接続する 高速なもの」
「周辺部品を高速に相互接続する高速規格」という意味になります。「Express」という言葉が付いていることからも、旧来のPCI規格よりも高速化されたことがわかります。
Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)とは何か?わかりやすく解説
PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)は、コンピュータの内部でCPUやメモリと各種拡張カード・デバイスを高速に接続するためのインターフェース規格です。
簡単に言えば「パソコン内部のデータ高速道路」のようなものです。グラフィックボード(GPU)・SSD(NVMe)・ネットワークカードなど、高速なデータ転送が必要なパーツの接続に使われています。
現代のパソコンにおいてPCIeはほぼ必須の規格であり、マザーボードには必ずPCIeスロットが搭載されています。
PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)の主な用途と対応デバイス
代表的な対応デバイス
- グラフィックボード(GPU):最も広いPCIe x16スロットを使用。ゲーミングPC・映像制作に必須
- NVMe SSD(M.2スロット):PCIeを使った超高速ストレージ。SATA接続の数倍の速度
- ネットワークカード(NIC):有線LAN・Wi-Fiの拡張に使用
- サウンドカード:高音質オーディオ出力の拡張に使用
- キャプチャカード:ゲーム配信・動画録画に使用
特にグラフィックボードとNVMe SSDへの応用がPCIeの主要な使われ方です。この2つを理解するだけで、PCのパーツ選びが大幅にスムーズになります。
Peripheral Component Interconnect Expressの世代(Gen)と速度の違い
PCIeには世代(Generation)があり、世代が上がるごとに転送速度が約2倍になっています。
| 世代 | 1レーンあたりの転送速度 | x16スロットの最大速度 | 主な普及時期 |
|---|---|---|---|
| PCIe 1.0 | 250 MB/s | 4 GB/s | 2003年〜 |
| PCIe 2.0 | 500 MB/s | 8 GB/s | 2007年〜 |
| PCIe 3.0 | 985 MB/s | 約16 GB/s | 2010年〜 |
| PCIe 4.0 | 1969 MB/s | 約32 GB/s | 2017年〜 |
| PCIe 5.0 | 3938 MB/s | 約64 GB/s | 2019年〜 |
PCIeは下位互換性があるため、古い世代のカードを新しいスロットに挿しても動作します(ただし速度は遅い方に合わせられます)。2024年現在、一般消費者向けではPCIe 4.0〜5.0が主流です。
Peripheral Component Interconnect ExpressとPCIの違いをわかりやすく比較
PCIeの前身に当たる旧規格「PCI(Peripheral Component Interconnect)」との違いを整理します。
| 項目 | PCI(旧規格) | PCIe(現行規格) |
|---|---|---|
| 転送方式 | パラレル転送 | シリアル転送 |
| 最大速度 | 約133 MB/s | 数GB/s〜数十GB/s |
| 接続形態 | バス共有型 | ポイント・ツー・ポイント |
| 現在の普及 | ほぼ使われていない | 現代PCの標準規格 |
PCIeはPCIの後継規格として2003年に登場し、速度・効率ともに飛躍的に向上しました。現在では旧PCIスロットを搭載したマザーボードはほとんど見られなくなっています。
Peripheral Component Interconnect Expressを正しく理解するためのまとめ
Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)は、現代のパソコンに欠かせない高速インターフェース規格です。読み方は「ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト・エクスプレス」ですが、日常的には「PCIe(ピーシーアイイー)」と呼ばれます。
グラフィックボードやNVMe SSDなど、高性能パーツには必ずPCIeが使われており、PCを自分で組んだり選んだりするうえで、PCIeの知識は避けて通れないものです。

